どうやって介護スタッフを増やすか、辞めたくならない職場づくり
介護分野での2015年度の有効求人倍率は、なんと2.59倍です。全業界平均の1.08倍を大きく上回り、過去最高です。東京都に至っては4.79倍ですので、いくら募集しても来ない訳です・・。
また、処遇改善加算もありますが、小規模・零細法人には依然厳しい状況という意見もあります。
辞めたくならない職場づくり
新規採用が厳しければ、現在頑張って頂いている職員を大事にして、辞めないでもらうほうが現実的です。あるアンケートの結果、常勤職員が辞める理由は、
1 収入が低い
2 忙しすぎる
3 運営方針が合わない
4 人間関係の問題
5 将来のキャリアアップに不安
対して、非常勤は、
1 人間関係の問題
2 収入が低い
3 心身の不調 忙しすぎる 運営方針が合わない
という結果でした。この辞めたくなる理由を消していく努力をしている法人は、離職率が下がっているようです。
離職させない具体的な方策
様々な法人で、離職させない取り組みを行っております。収入に関する部分を除くと以下のような例があります。
○フレキシブルな労働時間制にする
→多彩なシフトパターン、私用のための短時間外出可、有給の取りやすさ
○子育て世代への配慮
→格安で利用できる保育室や託児所をつくる
○職員の負担軽減
→新卒の夜勤撤廃、安易な24時間対応の廃止、新人育成スタッフの設置
○その他
→寮やシェアハウスをつくる、在学中の実習生へ就職を呼びかける、職員家族向けの施設見学会実施
外国人の採用など、とり得る対策は様々ありますが、まず、今頑張っている職員を大事にすることが、一番だと思います。
当社の設計コンセプトも、働く方(職員)が働きやすい建物をつくることです。是非、ふっくらデザインオフィスと共に、職員が辞めない施設をつくりましょう!